鞄の撮影と「UMAハンター馬子 完全版 2」

▼もう、毎日のことながら、寝たと思ったら起きる時間。今日は起きるのが9時30分なので、本気で寝てない。たまらん。気持ち悪い。と思いながら起きてたら、横でかみさんが倒れていた。頭痛くて気持ち悪いらしい。起き上がれない様子なので心配だが、仕事なので出かける。なるべく早く帰ると言いつつ。
麻布十番の交差点で編集者と落ち合って、カメラマンさんのスタジオへ。山ほどのカバンと、それを演出する鞄の中身の小道具が積まれていく。小道具はほとんど俺の持ち込み。で、俺がセレクトした、大人の男が使える機能的な鞄の写真撮影。今回、街歩き、デイリービジネス、旅行、カメラバッグを使う、インナー、という感じでジャンル分けして、それぞれに良い鞄を選んでみた。なので、それぞれの用途と機能が分かる写真を撮らなければならない。そのへんの指示出しとか、ラフ作りとか、実際の鞄の試用とか。時間も手間もかかるが、カメラマンさんは良い人だし、上手いし、編集者とのコミュニケーションはきちんととれてるので楽しくお仕事。自分が欲しいと思う鞄に囲まれているので、下手すると文章書くより楽しい。寝てなくてハイなので、無駄に賑やかな俺。ともあれ、指示出し終わらせて帰宅。
▼晩飯になりそうなものを買って帰宅したら、かみさんは多少は元気になっていたのだが、廉がちょっとやらかして、かみさんは寝てられなくて、大変だ。夕食後は、ぐったりしてた。大丈夫か。俺も座るだけで寝てしまいそうに眠い。
▼日経01のメモリプレイヤーのキャプションとかコラムとか書いて、iPodネタのコラム用の図版作成の準備して、気絶しそうになったので、とにかく今日は早寝。
▼そんなこんなの合間に読んでいたのが、田中啓文UMAハンター馬子 完全版 2」(ハヤカワ文庫、900円)。まあ、ほとんどは昨日読み終わってて、今日は50ページも読んでないけど、読み終えたのは今日なので、今日の日記に書く。なんつーか、見事に辻褄を合わせたなあ。九尾の狐と八岐大蛇の闘い、なんてネタの中に、ウルトラシリーズを絶妙に組み込むという荒技が、結構きちんと決まってしまったのだ。凄い。それを芸道小説としてまとめてしまったのが、また何というか。クトゥルーは当然入っているし、そこはダジャレだし。完成度高いぞ、UMAハンター馬子。

UMAハンター馬子 2(ハヤカワ文庫 JA 784)
田中啓文

出版社 早川書房
発売日 2005.02
価格?? ¥ 945(¥ 900)
ISBN?? 4150307849

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