「しずるさんと底無し密室たち」と「Pelikano junior」

上遠野浩平「しずるさんと底無し密室たち」富士見ミステリー文庫、540円)を読む。昨日読んだ、「しずるさんと偏屈な死者たち」に続くシリーズ第二弾。

しずるさんと底無し密室たち(富士見ミステリー文庫)
上遠野浩平〔著〕

出版社 富士見書房
発売日 2004.12
価格  ¥ 567(¥ 540)
ISBN  4829162848

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凄く、本格。表紙の通りの美少女探偵ものだけど、アームチェアディテクティブの本道を行くスタイルなのだ。謎の提示とその解決の筋道がとてもキレイで、そのキレイが美少女モノだということを支えているという構造もキレイ。
ペリカンの子供用万年筆「Pelikano junior」「future」が本国では廃版になっていると聞いて、思わず持っていた「Pelikano junior」と「future」を取り出したら、ジュニアの方がインク詰まりを起こしていたのでメインテナンス。万年筆は洗えば使えるようになるのが好きだ。新しいペリカンの子供用万年筆も良い感じ。このあたりで一本ネタを作れないかと思案しつつ、試し書きを繰り返す。
▼あと、最近のオススメ本というか、悔しくてずーっと眺めてる本が、「カバー、おかけしますか?・本屋さんのブックカバー集」出版ニュース社、2500円)。本屋さんがかけてくれる、その本屋ならではのブックカバーを集めた画集というか写真集というか、そういう本。
カバー、おかけしますか?
出版ニュース社編

出版社 出版ニュース
発売日 2004.12
価格  ¥ 2,625(¥ 2,500)
ISBN  4785201150

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早川義夫の早川書店やあるご書店のような、昔からブックカバーも有名だった本屋から、昔の百貨店のブックカバーまで、たかだか紙のブックカバーなんだけど、どれも見ると欲しくなってしまうのが怖い。普通、「カバーは要りません」派なのだけど、これ読むとちょっと疼く。