新宿伊勢丹冬の大北海道展など

▼新宿に出て、紀伊国屋書店伊勢丹へ。本買って、伊勢丹の冬の大北海道展でケーキと鮭を購入。このケーキの詳細は、Drinkin' Chaの方に詳しく書いてます。鮭はハラスを買って、バター焼きにして食う。絶品。鮭のハラスって外れはないけど、その中でも絶品であった。大澤水産というところ。
中島かずき原作・小林拓己画「ジェノサイド 1」双葉社、600円)を読む。劇団☆新感線の座付き作者でもあり、双葉社の社員でもある中島かずきが自社の雑誌「漫画アクション」に連載してるマンガらしい。凄いよ、これは。真田十勇士と里見八犬士が戦うという、山田風太郎忍法帖マンガ。魔界からやってきたような八犬士(舞台は徳川家康の世だから、八犬伝から150年ほど後)に攫われた千姫を巡る十勇士vs八犬士で、十勇士の方は女子供がメインで、八犬士は全部甦った妖術使いみたいな感じ。中島かずきの好きなパターンだよなあ、「野獣郎見参」とか「七芒星」みたいな感じ。ちゃんとマンガ表現向きに書かれてるので楽しく読める。
横溝正史横溝正史時代小説コレクション 伝奇篇1 変化獅子」出版芸術社、1900円)を読む。これに限らず、横溝正史という作家のリーダビリティーの高さは本当に凄いと思う。パターン通りと言えば、もう呆れるほど伝奇小説のお約束をきちんと踏まえた表題作の中編「変化獅子」にしても、パターン通りだけに、こっちの感情移入もスムーズで、数ページ読むだけで気がつくとドップリと作品に没入している。家康麾下の老武士が初陣から大坂城落城までを12回に分けて話すという設定の「矢柄頓兵衛戦場噺」がまた、戦国時代の戦場噺という体裁なのに、その内実はしっかりミステリだったりして、本当に面白く、ぐいぐいと読ませられる。横溝正史のような文体は、ある程度枠のあるジャンル、つまりミステリとか時代小説といったジャンルに本当に合っていると思う。だから最上は時代ミステリかも。伝奇小説って、そういうモノだったりするから、この本が面白いのは当然か。

横溝正史時代小説コレクション 伝奇篇1 変化獅子
横溝正史

出版社 出版芸術社
発売日 2003.08
価格  ¥ 1,995(¥ 1,900)
ISBN  4882932385

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▼「Get Navi」のコメント用の下調べと、「DO YOU!」の特集用の調べモノやって、ボイジャーのT-TIME5.5のPSP書き出し機能を試して、散歩の達人の「中央線マニアックス」読んで、その情報の薄さに「散歩の達人」らしくないなあと思ったり。