墨/monochromeと阿修羅城の瞳2003

▼日中、真面目に仕事した後、夕方から新橋のギャラリー、マキイマサルファインアーツで行われる「墨/monochrome 祥洲と墨集団翔sho」のオープニングパーティーへ。久々に祥洲さんに会う。会場の一角には、俺の本と一緒に祥洲さんデザインによるホイールシールが貼られたiPodが展示してあるのが嬉しい。パーティーでは、MacFanの編集者を紹介して、ついでにインタビューをお願いしたり、歌舞伎のキャラクター「歌舞伎っ子」の仕掛人の方と色々画策したり、バード電子の斉藤さんと新しい製品についての企画会議したり、祥洲さんんとバカ話したり、玉泉堂の大平さんとグッズの話したり。
▼大盛況のパーティー終了後、斉藤さんとリトル沖縄で食事。ソーキそばとかラフティとか食べつつ、iPos shuffle関連の製品企画とか、音楽の話とかで盛り上がる。shuffleは廉価なので、アイディア一発みたいな周辺機器が良く似合う。その辺で色々アイディアが出たので製品化が楽しみ(製品化されるのか?)。多分、他では絶対出ない、または早い者勝ちのアイディアばっかなんで、いずれ「男のこだわりグッズ」のサイトででも先行紹介する予定。
▼帰宅途中で寄ったコンビニに「タイムスリップグリコ・思い出のマガジン」があったので1個買ったら「少年画報」当たり。良い引きだ。最近、この手の食玩は、重複1個くらいで欲しいものが揃うので嬉しい。もっとも、自分の力だけでなくて、いただいたりもしてるのだけど。ありがたいことだ。
劇団☆新感線「阿修羅城の瞳2003」をDVDで見る。舞台で見たっきりだったので、1年半ぶりに見ることになる。冷静にDVDで見ると、つくづくこれは「歌舞伎」であるなあと思う。いのうえひでのりなりの江戸歌舞伎の形の現在進行版。そういう意味では歌舞伎芝居の染五郎、ヅカの天海祐希という組み合わせは良いバランス。出雲の阿国名護屋山三という感じも狙ってるかも。そっち側から見ると、夏木マリ伊原剛志はややバランス悪いかも。二人とも見た目はいいけど、夏木マリは「ちょっと古い現代」の芝居が浮くし、伊原剛志は色悪になり切れない人の良さが出ちゃう。でも、そういう種類の「今」も含んでこその歌舞伎、という考えもあるか。歌の使い方とか、物語の進行のさせ方とか、そういう部分は忠実過ぎるほど忠実に歌舞伎のフォーマットを下敷きにしてる。だからか、DVDだと随分粗が見える。つーか、舞台で「生」の役者のキレイを見せる、という部分が演出プランの多くを占めるという「歌舞伎」な作り方をすると、まあ映像はね。髑髏城は活劇、阿修羅城は歌舞伎。その違いの際立ち方が面白い。でも俺は阿修羅城のゴタゴタした歌舞伎っぽさも大好きだけど。