初台と暴夜幻想

▼初台方面に散歩へ。途中、文具とオモチャの店というのを見つけてのぞいてみたら、まだ付けペンや丸ペンのペン先とペン軸を扱っていた。聞いてみると、まだ作っている工場はあるということ。木のペン軸も懐かしく、価格も軸が300円、ペン先は10個入りで600円と安い。その店は他にも昔なら普通に売ってたような文具が色々と揃っていて面白かった。その文具店から100m程度の場所にオペラシティがあって、その中のギャラリーのミュージアムショップには、HolgaLomoなどのトイカメラがごっそりと揃い、MoMAのグッズとか明和電器のグッズが並ぶ。で、まあどっちも横並びに面白い。
新国立劇場の5階の資料室&ビデオルームは、結構穴場かも。演劇関係の本とビデオが、そこそこ揃っていて人が少ない。データ検索用の端末もあるし、雑誌も充実。古い戯曲がいっぱいあるので、古本屋で買わなくてもここで読めるのだった。オペラやバレエ関係の写真集や楽譜があるのも嬉しい。本の量は大した事無いけど、セレクトが悪くないので見ごたえはある。
▼何故か、暴夜強化月間に突入。モンキーパンチの「千夜一夜物語」(嶋中書店、800円)、国立民族学博物館アラビアンナイト博物館」国立民族学博物館、2190円)、「バートン版千夜一夜物語ちくま文庫、各1400円)、東雅夫「ゴシック名訳集成 暴夜幻想譚」(学研M文庫、1700円)なんかを読みつつ、ダグラス・フェアバンクスの「船乗りシンドバッドの冒険」とか、ハリーハウゼン製作の「シンドバッド黄金の航海」とかを見て、オリエンタリズムを日本人としてどう消化しようかみたいな事を考えているのだった。シノワズリとかもそうだけど、いわゆる「東洋趣味」に対する居心地の悪さをどうにかしたいとか。ヒューガード読んだのがきっかけかもしれない。とりあえず、しばらくアラビアだ。古川日出男「アラビアの夜の種族」角川書店、2700円)も、まだ読んでないし。

アラビアンナイト博物館
国立民族学博物館

出版社 東方出版
発売日 2004.09
価格  ¥ 2,300(¥ 2,190)
ISBN  488591910X

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アラビアの夜の種族
古川日出男

出版社 角川書店
発売日 2001.12
価格  ¥ 2,835(¥ 2,700)
ISBN  4048733346

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▼祥洲さんと出演したラジオのテープをCD化する。ちょっと凝って、ヒスノイズを除去したり、レベルをいじったり、細かくチャプタ分けしたりしてたら、思ったより時間かかったけど、それなりに満足のいく仕上がり。後は、廉とカードゲームやったり、シリコンプレイヤーと新製品オモチャの調べものやったり。