FOODEX JAPAN 2005と「陰陽師 龍笛ノ巻」

▼朝が早いので、ややふらつきながら出発。まだ9時過ぎだぜ。丸ノ内線で東京、歩いて遠い京葉線ホームに行って蘇我行に乗る。八丁堀から乗ってきた1496茶さるさんと合流。さらに渡辺さんとも車中で会って、京浜幕張駅へ。改札で恵さん、勝又さんと待ち合わせて幕張メッセに着いたときには、随分みんな草臥れた。既に。
▼でも、なんといっても「FOODEX JAPAN 2005」だ。気合い入れて回り始める。広い、とんでもなく広いのにも関わらず、端から順にきっちりと見て、食べて、飲んで回る。去年に比べ、随分試食・試飲が充実しているようで、美味い、美味いと言いながら回っていると、すぐに腹がいっぱいになる。甘いもの、辛いもの、肉、ケーキ、魚、パン、麺などなど、ごっちゃごちゃに食うイベントというのも、このFOODEXくらいしかないだろう。日本酒とかもつい色々飲んでしまって、うっかりするとフラフラになるし。酒は、あさ開の水神、水の王、京都の玉の光、あと懐かしきさつま白波の新製品が良かった。どうしても興味は飲み物系に行きがちなので、前半は主に飲み物。酒とコーヒーと紅茶と各種フルーツジュースがメインになった。面白かったのは、片岡物産がデモしてた、エスプレッソとトロピカルジュースをシェイクして飲む奴。キワモノのようで、これが中々ちゃんと美味い。ミントの葉が入ってるのがポイント。後は、グリンピア牧之原が作った正山小種のペットボトル「正山物語」とか、沖縄島茶 月桃アセロラ茶とか、龍泉洞の水(と、それを使ったお茶とかコーヒーとか)あたりが良かったと思う。食べ物では、何といってもバイキング形式で食わせてくれたドイツチーズが印象に残る。良質のボーフォールみたいなミルキーな味に、パルミジャーノレッジャーノみたいなアミノ酸粒が入ってる奴が美味かったなあ。それに、今読んでる「アラビアの夜の種族」に出てくるアラビアのスイーツを彷彿させる、チュニジアの「シャミヤ」に似たアラビアのゴマのお菓子が美味かった。これは売ってるなら買いたいくらい美味かった。途中、平田さんと合流して台湾ブース、中国ブース、お茶とコーヒーのブースを回るが、忙しい平田さんは、これから会議だと言って、1時間足らずで去っていった。本来は平田さん仕切りの企画だったんだけどね、このFOODEXツアー。フジテレビとライブドアのせいだというのだから残念すぎる。途中、少しだけ休憩して、スペイン、ポルトガル、ベルギー、シンガポールあたりを散策。スペインの生ハムとキャビアは絶品。シンガポールも美味しいもの多いなあ。最後に香港を回って、そのインチキ臭さに感動しつつ今年のFOODEX巡りは終了。バカみたいに疲れて帰宅。でも面白かった。
夢枕獏陰陽師 龍笛ノ巻」(文春文庫、476円)を読む。文庫としては6冊目。今回は、悪いものというのは無くて、何となく物悲しく博雅の笛が締めるみたいな話が多かった。能風というか、物語の構成も能っぽいか。ワキが二人にシテが前と後があって、宮中の人々が狂言方のように描かれる。で嫋々として終わるみたいな感じ。中では「むしめずる姫」が、キャラも良く出来てて、陰陽師のシリーズとしても一風変わったスタイルで面白かった。

陰陽師 竜笛ノ巻(文春文庫)
夢枕獏

出版社 文芸春秋
発売日 2005.03
価格?? ¥ 500(¥ 476)
ISBN?? 4167528134

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▼あまりに眠く、あまりに疲れていて、ぼんやり「富豪刑事」(スクールウォーズ編、面白かった)と「H2」(クライマックス前、丁寧に描けてた)と「VVV6」(ステーキ、たまには食いてえ)を見て、かみさんと、公立小学校の勉強の達成度のデータを見て、そのレベルの低さを嘆いて、いくつかメールの返事とか出して、比較的早い時間にとっとと寝る。