「アラビアの夜の種族」と「神狩り2」発売

▼そう言えば書き忘れてた。ちょっと前にワイドショー見てたら、弾が出てて、相変わらずのカン高い声で喋ってて、メチャクチャ笑った。やっぱ面白いぞ、弾。久しぶりに会いたいなあ。今度Megでも誘って遊びに行くか。元々、オン・ザ・エッヂの取締役だったんだから、このライブドア騒動の中のどっかで出てくるとは思ってたんだけど、ちゃんと出てきて本当に嬉しいぞ。お茶の間にもかなりのインパクトを与えたのではないかと、出来れば、もう少し頻繁に出て、江川達也にイヤな顔をさせて欲しいと思う。しかも、ワイドショー的な落とし所を完全に裏切りつつ、ちゃんとした内容を怒鳴ってたから、さらに○。
▼今日は、ひたすら読書。まずは、買ってきたマンガ二冊。森川ジョージ「はじめの一歩 72」講談社、390円)。ほぼ一冊全部、間柴 vs 沢村戦に向けてのエピソードで、試合の始まりまで。少年マンガで、ここまでキレイに群像劇を描けるというのは、いかに、しっかりと世界が作られてて、キャラが作り込まれているかの証明。いつもながら凄いと思う。しかも、基本的には悪キャラの間柴さんのピンチを煽って、うっかり煽られてしまうのだからビックリ。見事な青春群像。続いて、川原正敏著「海皇紀 24」(講談社、390円)も読む。いよいよ陸奥圓明流だ。世界はやっぱ宝石泥棒か?

海皇紀 24(月刊少年マガジンKC)
川原正敏

出版社 講談社
発売日 2005.03
価格?? ¥ 410(¥ 390)
ISBN?? 4063709787

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▼ずーっと、少しづつ読み進めていた、古川日出男「アラビアの夜の種族」角川書店、2700円)も、ついに終わってしまった。本には、特に小説には、その物語が求める速度というのがあると思う。だから、例えば京極夏彦京極堂シリーズなんかは、とにかく速く読まれることが想定されているせいで、今まで全部一晩で読了しているのだが、それは、その速度で読む方が面白いはずだから。栗本薫とか平井和正大塚英志西尾維新あたりも、スピード派か。逆に、岡本綺堂とか津原泰水久生十蘭などのような、ゆっくり読むほど面白い作品を書く作家もいる。この作家がどうかは他を読んだことがないので知らないけれど、この「アラビアの夜の種族」は、ゆっくりと舐めるように、流れる時間を感じながら読むべき物語だったと思う。で、そうやって、1日50ページ〜80ページづつ、ほぼ1週間かけて読んだ。その時間が本当に楽しかった。面白い。相当面白い。しかも、盛り上がる。メチャクチャ盛り上がる。物語について、本について、アラビアについて、夜について、化物について、男と女について、魔法について、砂について、全てがしっかり描かれて、それが混ざり合って、だから、それが「物語」。アラビアの一日は夜に始まる、というのが泣けるなあ。「夜が朝に代わり、朝が夜に代わる」というのは、本当に、何て良い言葉だろうと思う。全てのナイトブリード感涙の物語だと思う。今の世界も、日が暮れて日付が変わると良いのに。
アラビアの夜の種族
古川日出男

出版社 角川書店
発売日 2001.12
価格?? ¥ 2,835(¥ 2,700)
ISBN?? 4048733346

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▼本当にゆっくり読んでいた「アラビアの夜の種族」ラスト、120ページほどを一気に読んでしまったのは、山田正紀「神狩り2 リッパー」徳間書店、1900円)が出たから。他の本は読んでられないかも、と思ったのだった。とりあえず、「神狩り」読み直してから。
お茶blogの更新をさぼってたら、ネタが溜まってしまったので、少しづつでも書こうと思ったら、結構大ネタが多くて、3本の記事を書くのに3時間かかってしまった。まだ、写真とかも用意してるネタが、4本あって、早く消化していかないと。しかし、今日のココログ、日付の変更が出来ず、せっかく何本も書いてるのに日付が全部今日だ。つまらん。
「富豪刑事」は最終回。松崎しげるが、いくらなんでも濃過ぎて、ちょっとねえ。ミッチーとのデュエットも思ったほどの笑いはとれず。笑いは深田恭子周りに集中させた方が良かったと思うが、まあ、こんなもんか。筒井康隆も活躍したし、今クールでは間違いなく面白かった方のドラマだったし。「H2」はラス前。盛り上がってる。