iPod shuffle artcaseと「江戸東京《奇想》徘徊記」

▼祥洲さんと、iPod shuffle artcaseについての打ち合わせ。どうにか5月後半には最初のダウンロード販売を始めたいと思うが、どうなることか。モノは良い。ライトなデザイングッズというのは、面白い方向だと思うし、グラフィカルではなく、ちゃんとアーティスティックに遊べるグッズになっていると思う。パクられるのは目に見えてるけど、とりあえず、最初に始めたのは俺である、ということは、ここにも書くし、既にAllAboutの方で予告も打った。パクられ対策の最も有効な手段は、その制作過程までもオープンにしてしまうことだ、と鈴木慶一さんも言っていた。今日の打ち合わせで、製品としての完成度も上がったし、自分で使っていても楽しい。乞うご期待。

種村季弘「江戸東京《奇想》徘徊記」朝日新聞社、1600円)を読む。何か、少しづつ、書かれた場所を散歩するような感じで読んだ。濃い情報を軽い読み物の中に落とし込むテクニックは盗もうと思った。もう、何というかよくある蘊蓄、聞いたような話が一個もないのに、全編「へーっ」というような情報と、今と昔を接続する絶妙な視点、そして散歩する際の凄まじく実用的で魅力的な最新情報まで、散歩の供として、これほど使えて、読み物として、これほど面白く、資料本として、これほど重宝する本というのも珍しい。昔、資料として種村季弘さんの本には随分世話になったのだけど、年を経て、さらに文章力が上がっていることに、心強さも感じた。

江戸東京《奇想》徘徊記
種村 季弘
朝日新聞社 (2003.12)
通常2〜3日以内に発送します。

友人の繰上さんも、昨日、京都まで行って蕭白展を見てきたそうだ。「図録買わなくていいか」とか「絶対見に来い」とかメールをいただいて、ありがたいなあと思いつつ、彼女の盛り上がっている様子が分かるようで、「そうだよねえ、盛り上がるよねえ」と思っていた。で、彼女の日記の蕭白展の感想が面白いので、蕭白展に興味をお持ちの方は、俺のと一緒に彼女のも参考にして頂ければと思う。本当に、実物を見ないと伝わらないモノはあって、それが蕭白の場合、とても大きいと思うのだ。ああ、本当にあと2回、展示入れ替え毎に行きたい。京都は遠くは無いけど、行くのに金がかかるからなあ。

海風號写真集を注文して下さった方々へ、受け渡し方法とか支払い方法とか書いたメールを送信。今回受注パターンが多過ぎて、こういう作業がとんでもなく面倒くさい。今日も結局、1時くらいから始めて終わったのは5時30分だ。お店やるのって大変なのね、と本気で思う。次は、発送とか納品とか入金確認とかだな。もう一踏ん張り。多分29日か30日にはモノは届く予定だし。

▼仕事、一つ忘れてて、大慌てでやる。眠い。かみさんもテープ起しの仕事を受けたのは良いけど、量が多くて、締切りは短くて、しかも音が聞き取りにくいの三重苦で困っている。取材はMDでやろうぜ、ライター&編集のみなさま。