「真夜中の弥次さん喜多さん」見た

▼出かける前に、かみさんにMacFan用の写真を撮ってもらいつつ、日経01の記事の直しを済ませて、新宿へ。かみさんのお姉さんに昼食をおごってもらう。そのまま、マイシティとかビックカメラとか回って、お茶して、義姉はその娘(つまり廉の従姉妹)をウチに預けて帰宅。かみさんと廉と姪はウチへ。俺は新宿の街へ。

▼映画「阿修羅城の瞳」を見ようと思って新宿ピカデリーに行ったら、微妙に時間が合わない。で、歌舞伎町に行ったら、「真夜中の弥次さん喜多さん」がちょうど始まるところ。もう前の方しか席は無いですよー、と言われて、実は俺は映画は前の方(最前列もOK)で見るのが好きなので無問題と新宿ジョイシネマ3の階段を駆け上がる。確かに結構入っている。昨日、結構テレビで宣伝やってたもんなあ。ミュージックステーションに出たりして。絶対、一般向けの映画になってるわけはなく、若い人向きでさえ無いと思うんだけど、とか思いつつ、席に着いた時には、もう予告編が終わる頃。で、その予告編見てて思ったのだけど、クローサーというジュリア・ロバーツの映画で、ジュリア・ロバーツが男に「You are wonderfull」と言うシーンの字幕が「あなたイケてるわ」というのは、どうなんだ。ジュリア・ロバーツ、もう40近いぞ、そういうオバサン言葉だということか。

▼映画「真夜中の弥次さん喜多さん」は、絶対ヘンな映画になってると思っていたら、思ったよりまともだった。というか、これって鈴木清順じゃないかと。「陽炎座」からエロ抜いて分かりやすくした感じというのが一番近いのではないかと。宮藤官九郎監督は基本がお笑いの人だからフォーマットに忠実で、それが所々、様式美みたいになって、ヤク中の妄想を画面にするにも様式的の方がリアルだし、みたいな感じで作ったら、それなりにまとまった、という感じの映画。凄いのは、後半ほとんど荒川良々の映画になってること。凄いなあ、ほんと。小池栄子とのマッチングの良いことよ。それにしても予想通りというか、観客の若い人が笑わねえ。俺含めて、5人くらいの笑い声だけが響く。まあネタ分かんないだろうからしょうがないけど、基本的に宮藤官九郎の作る物語って若い人向けじゃないよなあ。ヒゲの花魁とかの、見た目分かりやすいギャグにしか反応してなかったもん。まあ、コメディなんだけど、別に気楽なネタじゃないし、こういう捩れた笑いは、80年代的だったりするし、今となっては新しいというか、見慣れない感じになって笑えないのかとか思う。面白かったけどね。研ナオコの下手っぷりと小池栄子の熱演、長瀬智也の勢い、中村勘三郎の思いの外の名演技(ほとんど初めてじゃないか)あたりは必見だと思う。あと細かいロックネタは面白かった。

▼帰宅後、また01の直し、ゲラ確認&その電話、お茶ブログカウンター30万突破、購入したばかりのCD「IRENE」by KILLING TIME、「Colorful Vibration」by Pyokn聴く、めちゃイケ、見る、早めに寝る。