「Nurseglove」展が凄かった

notomi2005-05-11

▼明日までなので、「Nurseglove」展を見に水道橋のGallery Monkeyfarmへ。1/1スケールのスコープドッグ・ブルーティッシュ・カスタム(ボトムズね)の展示が目玉の「Monkeyfarm なんでもつくるよ」倉田光吾郎氏の作品展。鉄で出来た全高約4m、重さ2t(設定では6.3t)の人型ロボットを見る機会というのもそうそうない。しかも、キレイに仕上げられてるんじゃなくて、もういっぱい戦った後みたいな感じで、曲線が微妙に歪んでたり、錆が浮いてたり、鉄の厚みが色々だったり。その、手で作ったんだ、という感じが面白く見飽きない。他にも、是非見たかった古いミシンにMacと電話を組み込んだ机みたいなものとか、共鳴胴の無い、いわゆるサイレントギターみたいな、でも違うものとか、螺旋階段とか、門とか、どれも、鉄を叩いた後が面白いのだ。手がかかってますという静かな主張。デザインセンスがいいから、本当に、どれも普通の顔してそこにある。メチャクチャなのに奇を衒わない。そりゃ、未来世紀ブラジルとか言われたら凹むわなあ。ベクトルが違う。ボルトも本も売り切れてて、予約受付してた。革の栞が欲しかったので本は予約。ボルトは迷った揚げ句、プレゼントするあてを思いついたんで1本だけ予約。平日の昼下がりは人も少なく、のんびり、ゆったり見ることが出来てうれしかった。こういう大らかな仕掛け物は、のんびり眺めたほうが、より面白いと思うのだ。

▼お茶ブログで書いた、文章読本的な記事に対して、好意的なコメントがついて嬉しかった。こういうのは分かりにくいかもと思っていたので。でも「耳が痛い」と書いてくれる人ほど、ちゃんとした文章を書いてる人だったりする。これは、もう本当に技術的な話だから、単に、スタンスを変えて書くという技術を習得して、みんなで面白い文章を書こう、ということで、実用記事のつもりで書いた。こいういうのいっぱい書けるから、本気で文章読本にして出してくれるとこはないかなあ。そーっと出したいような本。

iPod shuffle artcase用に、ファイルフォルダとか封筒とか、色々取り寄せている。印刷したやつをまとめてファイルにして販売というのは、かなり魅力的だと思うのだ。祥洲さんの作品集にもなるし。あと、シールも自作出来れば、もっと面白いセットが組めるんだけど、さて、どうしようか。かみさんが書いた、日米版権煩いキャラ合体イラスト付きケースの試作品は設楽さんの奥さんが、大事なもの展示場所に飾ってくれているそうで、ありがたい。

▼AllAbout用の記事の下書き書いたり、メールの返事書いたり、この日記の更新(3日分)したり、お茶ブログも書いたり、iPodケースの発注の予約とかしたり、「キレイ」のプレオーダーが全部当たったら、4枚チケットが余るからどうしようと考えたり、果たしてコクーン歌舞伎に一緒に行ってくれる人はみつかるのか、とか、ムーンライダーズも1枚余ってるぞとか、単行本も書かなきゃとか、どうということもないグダグダを処理し切れずに「トリポッド」の完結編に逃避したり。