久々の家族飲茶と「ラグナロク洞」
▼久々に、新宿高島屋の鼎泰豊で飲茶。廉がとにかく腹が減ったと言うので、おやつ代わりに小籠包を食おうということになったのだった。鼎泰豊も横浜、汐留、日本橋、玉川など、いっぱい店舗も出来て、日曜だけどスムーズに入店出来る。お茶は無料だし、小籠包メインでつまむのには良い店だと思う。お客さんが減って、前より味も良くなったような気がするし(ちゃんと熱いし、来るのも早いし)。しかし、俺が大好きだった餡入り粽がなくなっていたのは残念。小籠包よりも好きだったんだけどなあ。
▼霧舎巧著「ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ」(講談社文庫、752円)を読む。毎年、7月くらいに文庫になっていたのが、今年はちょっと早い。シリーズ三作目。相変わらず、少年少女向けミステリとして、とても良い出来。ダイイングメッセージものの顔をして、かなり自然な形でダイイングメッセージを扱いつつ、メイントリックは別に用意しているあたり、ミステリ入門小説としての役割をきちっと果たす出来。こういうのを読むと、まあ色々あるけど、それは置いといて物語を楽しもう、という気になる。つくづく、ジュブナイル的な物語が好きなんだなあ、俺は、と思う。密室のドアが開いていることに気がつくタイミングとか、霊視の使い方の上手さとか、分かりやすいストーリーの中に細かく仕掛けたテクニックが嫌みが無くて好きだ。
▼「H 6月号」(ロッキングオン、495円)がタイガー&ドラゴン特集で、ドラゴンソーダ・ステッカー付きだったので買ってきて読む。最近のロッキングオン社の雑誌にしては、インタビュー記事が比較的まとも。もう少し「宮藤脚本の魅力を関係者に語らせようとする意図」が押さえられればもっと良くなるのだけど残念。そっちを気にするあまり、岡田准一と鶴瓶師匠のインタビューは明らかにインタビューワーが発言を読み違えて構成してるからヘんなことになってる。あと、きちんとデータ分析したら、宮藤官九郎脚本のドラマは、若い人にはあんまり受けてないという結果になる気がするんだけど、どうなんだろう。「ぼくの魔法使い」なんて、周囲で好きだという声を全く聞かないぞ。マニアなおじさんとかおばさんだけが笑ってる感じだが、どうなんだ。大体、若い人に分かりにくいネタばっかだし。まあ「H」だから、若い人向きと書かねばならないのかもしれないけど。写真は良かった。
▼AllAbout用のメルマガ作成、引き続き、ブックカバーの研究と構想(あ、ブックカバーのオーダーメイドするのだけど、誰か乗る人ひませんか?)、PANTAのライブCDの「氷川丸」〜「マラッカ」聴き続け、iPod shuffle artcaseのデザインチェックなど、結構、することが多い。でも、仕事ももう少し増やしたい。単行本ラッシュの前に雑誌書きたいので、仕事あればよろしくお願いしますです。