お茶会は4人で、と、EXIT一気読み

▼何だろうなあ、もう午前中は寝倒してるし、でも睡眠時間は短くなってるし、新感線の「吉原御免状」の抽選は外れるし。で、昨日、今日は仕事の電話が多くて、そういうゴチャゴチャで、特に何をするということもなく、出かける時間が来てしまう。出かけるの17時過ぎでいいのに、何故、何も出来ない内に17時が来るか。

▼新宿三越アルコットでセカンドハウスのパウンドケーキを買って、品川の春風秋月へ。Andyに連絡がつかないなあと思ってたら行方不明だそうで、勝手が分からないというお姉さんが店番してた。「凍頂烏龍茶、どこにあるか知りませんか?」と聞かれた。大丈夫か。でも、まあ、お湯と茶杯があればどうにかなるので、道具を借りて喫茶スペースへ。みえさん恵さん1456さん小さなお茶会。この間、海風號でいただいた秘密の龍井とか、平田さんに頂いた雲南の緑茶とか、しゃおしゃんの白葉単ソウとかを、ガーガー話ながら飲んで、お茶請けも食べて(サダハル・アオキは焼き菓子も美味い)、モノの受け渡しして、夕食食いに、品川駅のつばめキッチンに行って、普通のつばめグリルにはない「オムライス」とか食う。オムライスは中の鳥肉とタマネギが絶品。タマゴ部分が何故かだし巻風だったのが不思議な感じだったけど、量も多いし満足。しかし、いつも思うのだが、お茶会にせよ、食事にせよ、基本的には4人というのがベストだなあ。イタリアン食うなら3人か6人だし、お茶会なら5〜6人まではいていいいけど、食事は4人が好きだなあ。飲み会も多くて6人か。で、今日は4人だったので、何か会話も食事もとてもスムーズ。恵さんに海風號写真集のギャラを渡せたので一安心。

▼その恵さんから借りた、藤田貴美「EXIT」既刊分9冊(白泉社ソニーマガジン、幻冬舎)を読み始めたら止まらない。何と、正統派のバンドマンガだろう。これ、読んでなかったのは不覚だった。「おんなのこ物語」と「上を下へのロックンロール」の間というか、「スエ&葉」シリーズから少女マンガを抜いた感じというか、「4SPIRITS」が描かなかった部分というか、ここまで正面からバンドのサクセスストーリーをきっちりと描こうとしているマンガは初めて読んだ。「BECK」が、もしかしたら似てるのか? 「NANA」もバンドものらしいが、どうなんだ? ともあれ、「売れないプロ」をきっちり描くマンガは、昔、何故無いんだろう、地味だからかとか思ってたけど、あったのね。凄いのは、重要な部分は変わらないままで、ちょっとづつ成長するという過程を描き切ってしまおうという態度。その作者の構想と、その構想に負けそうになりながら描いてる緊張感が伝わってしまうのが、とても読んでいてヒリヒリするのだけど、その緊張感の上にサクセスストーリーがある、というのが、本当に「ここ」にしかない面白さ。もう、全部微妙な線で、そーっと描くから、回想シーンが多くなるのだけど、複数の場面や、複数の時間軸を、流れを途切れさせずに描いていくのが上手いから、感情が凄く伝わりやすい。音楽モノに一番必要なのは、こういう、どーってことない何かとどーってことない別の何かが、もやもやと固まって、何か別なものになっていく、というような感情の流れを、どのくらいさりげなく伝えるかだと思うので、この作品はとても音楽的。面白い。恵さん、ありがとう。買うだろうな、これ。

▼明日、Shuffle Art caseのダウンロードサイトをオープンさせるので、そのサイト構築。表紙ページを仕上げて、解説ページとか支払いページとかをリファインして、作品集の販売ページも作って、入力フォームとかも作って、どうにか朝8時までには完成。疲れた。