「STAY」と封印作品

西炯子「STAY -ああ今年の夏も何もなかったわ-」小学館、505円)を読む。「EXIT」と一緒に恵さんが貸してくれた。面白かった。群像劇のスタイルとして、マンガにはよくある方法だけど、意外に上手くいきにくい構成なのに上手くいってる。何か高校生の演劇を見てるみたいなマンガだけど、それを「高校生の演劇部の女の子」達の物語として見せるのも上手いなあ。キャラはね、ちょっと懐かしい。俺の学生時代って、こういう女の子がいっぱいいた時代だったから。ただ、こういうキャラの、こういう物語を、軽いタッチで照れずに描けてしまうのが現代なのだろうな。もう少し、当たり前のギャグがあっても良かったと思うけど、でも、このくらいの心地よさというのも好き。全然大人でなく、全然子供でない女の子たち、というのは、見ていて本当に感情移入できてしまうのだ。

STAY
STAY
posted with 簡単リンクくん at 2005. 6. 3

小学館 (2003.2)
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海風號で「DO YOU!」編集部の井野さんと打ち合せ。海風號では、何か女性のライターさんが書くらしい単行本用の写真撮影が行われていた。ラフを覘いたところ、単行本というか、ムック寄りの本のように見えた。で、茶壺のパートで海風號の茶器を写真と一緒に紹介しようという企画のようだった。まあ、多くは語るまい。で、打ち合せは、「DO YOU!」本誌の他にフリーペーパー用の原稿も書くということになって、そのへんで適当に。前の号でやったカバン特集が、アンケートでトップだったそうで、モノ選びから見せ方までやった俺としては、一安心。ただ、俺が撮影用に持ち込んだ小物の方が問い合わせが多いというのが笑った。。特にCANON DIALが人気だったらしい。設楽さんに、龍井をガブガブ飲ませてもらいながら打ち合せ終了。撮影中のライターさんに漢字とか教えて、清の時代の竹の細い縦笛を吹かせてもらったりして帰る。

All Aboutのペーパーナイフの記事は、今日も1位のまま。嬉しい。これで3日、チャートに残っている。嬉しい。

▼週刊SPA!の依頼で、ちょっと調べたり、リスト作ったり。しかし、調べてて思ったけど、かつて「お蔵入り」とか「発禁」とか言われてた作品って、今や、そのほとんどが表に出てきてるのね。「ちびくろサンボ」も復活したし。おかげで、調べるのに時間がかかって、また朝になる。ふう。