MOONRIDERS「After the P.W Babies Show」他

▼GET NAVI用に、ACMEの新製品に関するコメント作成。今回、コメントというより、各製品に対する短いレビューという感じで、それを3本。中では、板茂氏のデザインによる、建築家が使う三角柱の縮尺定規をそのままボールペンにした奴が面白い。しかし、ACMEのペンって、何であんなに重いんだろう。つーか、どうやってあの重みを実現してるんだろう。良く分からない。でもあの重みが高級感を生んでいるのも確か。

▼夕方から恵比寿へ。恵比寿ガーデンホールでムーンライダーズのLIVEなのだった。今回のツアーのファイナルというか、ファイナルの渋谷AXが即日完売だったことを受けての追加公演。行くつもりはなかったのだけど、何度も優先販売のお知らせが来るもんで、つい申し込んでしまったもの。題して「After the P.W Babies Show」。セットリストは以下の通り。

01.スカーレットの誓い
02.モダンラヴァーズ
03.水の中のナイフ
04.グルーピーに気をつけろ
05.さすらう青春
06.Morons Land
07.銅線の男
08.ばら線の庭
09.夢ギドラ85'
10.犬にインタビュー
11.ボクハナク
12.30
13.スペースエイジのバラッド
14.Wet Dreamland
15.ヤッホーヤッホーナンマイダ
16.今すぐ君をぶっとばせ
17.地下道Busker's Waltz
18.Waltzing
19.Waltz for Postwar.B
アンコール
20.Who's gonna die first? English Version
21.BE ATITUDE English Version
22.Frou Frou withかしぶち哲郎(on guiter & Vo.)
ゲスト
フルート:クニヨシセイジ
ドラムス:サカタマナブ

まあ、AXとほぼ同じ。曲順が多少違うのと、スカーレットの誓い(ラテン・アコースティック・バージョンでカッコ良かった)とか、ばら線の庭が追加になったとか、アンコールの2曲が英語バージョンだったとか、かしぶち哲郎が出てきて歌ったとか、クニヨシセイジ氏のフルートがやたらとカッコ良かったとかが違い(と書くと結構違いは大きいなあ)。位置づけとしたら、今回のツアーの集大成ということなのだろう。感動したのは、ヤッホーヤッホーナンマイダでの鈴木慶一氏の振りが、客が真似できないスタイルになってたこととか、アンコールで英語歌詞で歌うことなど、どこかで、「みんな一緒に盛り上がろう」を否定して、それぞれに楽しもうぜ風の演出になっていたこと。前のAXの時の日記に、そのあたりについてのイヤさ加減について書いていたので、「読んでくれて意識してくれたのか」とか勝手に妄想しつつ、でも、ムーンライダーズに決まった振りやハンドサインは似合わないからなあと、嬉しく思った。みんなで同じ振りとかしたいなら、他の人のライヴに行くべきであろう。もちろん、自分で考えたオリジナルの振りで勝手に踊るのは全然OKだ。それにしても、フルートがロックしてたなあ。でもクニヨシ氏、知らない。調べたけど良く分からない。相当な腕だと思ったのだが。つーか、フルートがロックしてるのは初めて聴いたかも。後で、他の日記とか見てたら、どうも前の方、サウンドバランスが悪かったらしい。モニターとの分離がまずかったのか? 俺は中央やや後ろよりで、音のバランスは相当良かったから、フルートもマンドリンも良いバランスで聞こえてたんだけど、そうじゃなかった人も多いらしい。まあ、ガーデンホールって、あんまり良い会場ではないな、作りがちゃちい。

▼帰宅後、MONOマガジン用の原稿、本来は朝までに6ページ書かなければならなかったのだけど、疲れていて、これ以上書いても、変な原稿になると思って、4ページまで書いて寝る。おわびのメールも書いた。しかし、今回のMONOマガジンの仕事で液晶テレビをチェックしてたら、ハッピーベガ欲しくなった。スゴ録さえ買ってないので、優先順位は低いのだけど、しかし、このスペックと価格は魅力。魚輪君じゃないが、ハッピーベガをネタに本も書けそうだし。