祥洲作品集 01と柴錬水滸伝　われら梁山泊の好漢

▼ほぼ一日中、shuffle Artcaseの「祥洲作品集 01」を作成。作品によって紙を変えながら全部で12枚プリントアウトして、CD焼いてレーベルプリントして、パッケージングして、という作業は、丸一日で10部作るのが精一杯。量産効かないなあ。それでも、現在注文を受けている分はどうにか作成できたか。いや、もう2冊ほど足らない。アシストオンに持っていくのも作らないと。ああ、もう紙がない。ほんと、モノ作りは時間だな。でも手抜くと品質下がるし。しかし、この作品集、出来は本当に良いので、是非買ってね。ほんと、良いよ。

▼柴田錬三郎著「柴錬水滸伝　われら梁山泊の好漢（三）」（講談社文庫、480円）、「同（四）」（講談社文庫、480円）を読む。これで、シリーズ読了。つーても、この柴錬水滸伝、梁山泊に108人が揃う前で終わってるから、最初に主役風に登場する九紋竜史進とか、結局最初に出てきたっきりだ。魯知深も活躍しないままだしなあ。メインは真面目さがちょっと怖い宋江の筋なのだった。まあ、このヘンな話の面白い部分というと、こんな感じになるのかと思う。がーっと、本当に講談を聴いてる感じで一気に読める文体のリズムが何とも気持ち良い。柴田錬三郎さんの文章の流れくらいカッコ良いリズムは、他には知らない。いつ読んでも、すーっと物語に入れる文体なのだ。