海風號新着茶器とサムローとネコソギラジカル(中)

▼体調万全とはいかないが、まあ、普通に動けるし、今日は楽しい予定の食事会(飲み会?)だし、寝てる場合ではないのだが、ちょっとキツイので昼ねとかもする。で、夕方から出かける。

▼まずは、海風號へ。北京帰りの設楽さんが持ち帰った新着茶器のお披露目会である。詳しいことは、お茶ブログに二回に分けて書いたので、興味がおありの方はそちらを読んでね。

初夏の海風號に北京からやってきた茶器・第一弾
初夏の海風號に北京からやってきた古玩

撮影したり、茶壺について設楽さんに質問したり、新入荷の白芽奇蘭とか飲ませてもらったりしているうちに、みえさん、恵さん、1496さんがやってきて、DVD受け渡しの約束をしていた塩沢さんもやってきて、賑やかな海風號の夜。初対面のしながわさんが来られたところで、場所を移動。途中でひらたさんと会ってチケットの受け渡し。ひらたさんは、ぼんやりしつつ、これから金融庁だとタクシーに乗ってふらふらと去っていった。大丈夫だろうか。人のこと心配してる場合ではないが、いつも俺よりつらそうなひらたさんであった。

麻布十番のタイ料理屋「サムロー」へ。メニュー見た時は高いと思ったけど(リトルバンコックに慣れてるからか)、結構量が多く、味も良いのでリーズナブルな感じ。ライチの炒飯とか珍しいメニューも色々あって面白い。上品なトクヤンクンのスープに蒸した糯米をぶち込んで食うのは美味かった。あとガイヤーン(鶏の焼いたのに甘いソース付けて食う奴)とパッタイ(焼きそば)が好きだったかな。何か風邪引きのボンヤリ頭の上に、ガツガツ食いながらもぼけたり突っ込んだりしてたんで、細かいことはあんまり覚えていない。メンツがとても良かったので、ただ楽しくて、それでOK。外食はこうでなければ。もう本当、仲良くない人とわざわざ飯食いたくない。

▼初対面だが、そういう気もしない上に、普通に突っ込んだり出来てしまうしながわさんに「タイムスリップグリコ大阪万博編」をいただく。嬉しいが、買わないようにしてたのに、もらってしまってとてもピンチ。「月の石」なんて微妙なのが当たって、うーん集めるのか、どうするのか。とか思いつつ帰り道にいくつか買ったら「太陽の塔」と「お祭り広場」「ガスパビリオン」が当たったので、まあ、後はいいかな。シークレットの「太陽の塔2005」は欲しいか。あと、「日立グループ館」かな。

西尾維新ネコソギラジカル(中)赤き征裁 vs 橙なる種」講談社ノベルズ、1080円)を読む。サブタイトルは書く前に付けたみたいで、別に、哀川さんと面影真心は戦わない。戦うけど最初のちょっとだけ(しかも、あれは本物なのか?)。後は基本的に敵も味方もグダグダなって、まあ、最終巻になる次巻への繋ぎという感じか。登場人物は大体出揃って、ようやく、いーちゃんと玖渚友の物語が始まる、その準備が整ったところで終わる。つまんなくはないし、色んなことが分かるのでスッキリしていくのだけど、でも、「ネコソギラジカル」という物語は、これまでの、それでもミステリ興味を小説内に仕掛けるパターンではなくて、ネタを割らないまま倒叙をやってる感じで、だから、それ以前の作品に比べて明らかにテンションは落ちている。まあ、それはしょうがないというか、その辺はわざとだろうし、今までそっと張ってる伏線は拾うのかどうか、みたいなサスペンスはある。わざと拾ってない伏線に気になるポイントが結構あって、その通りに行くならツマンナイぞ、という心配もあるけど、そのへんは、もう、これだけ溜めたんだから、ぶっちぎって、ビシッと終わって欲しい。ちゃんと熱血青春モノになってきたことだし。

ネコソギラジカル 中
西尾 維新
講談社 (2005.6)
通常24時間以内に発送します。

▼ピクトリコの取材で聞いた話が、結構適当だったことが判明して、その直しとか。疲れた。