誕生日と京極噺再び

▼42歳になりました。誕生日でした。後厄ですわ。そういえば厄払いって本厄の時だけでいいんだっけ? 後厄は後厄でやるの?

▼誕生日だからというわけではないけど、廉に鍵を渡して留守番するように言いつけて、本当に久しぶりに夫婦でお出かけ。実際のところ、廉を預けて遊びに行ったりしたことなかったから、実質上、廉が生まれてから初めての夫婦デート。まあ、廉も一緒の方が楽しかったから、わざわざ預けようという気にならなかったのだが、今回は、廉は学校だし、行くのは講談・狂言・落語の会だしチケットは2枚しか無いしで、しょうがなくという感じ。

▼で、夫婦で錦糸町のすみだトリニティーホールへ「京極噺」を見に行く。俺は、関内ホールで既に見た公演だけど、かみさんにも見せたくて連れていくことにしたのだった。今回も最前列。しかも中央。舞台は低く作られてたし、臨場感も近さも関内ホールの比ではない。詳しい内容については、関内ホールの時の日記を参照してもらうことにして、前回との違いだけ書いておく。まず、山陽さんの講談「巷説百物語より『小豆洗い』」は、ギャグが増えてた。さらにリラックスもしていて、関内を越える良い出来。茂山狂言の「死に神」も、ギャグが増え、押す所をさらに押して、時間も10分近く長くなっていて、面白さもパワーアップ。特に、位置の関係で目の前で「あじゃらかもくれんしげやまきょうげん」を千五郎さんにやられたんで、それだけで大爆笑。呪文のリズムとかポーズも変えてあった。で、充実の前半を終えて、小朝の落語「死に神リミックス」へ。関内の時に比べて随分時間が押してるなあと思ったら、小朝師匠は風邪気味で鼻声で、ツライのか随分ギャグとかも端折って、かなり短めにさらりと終了。体調不良とはいえ、ちょっと残念。面白くなかった。その分、充実の狂言が見られたから良かったけど。かみさんも茂山狂言に大爆笑してたから、さらに目出度い。

▼廉が留守番してるのでかみさんには先に帰ってもらって、俺は秋葉原でかみさんと分かれて有楽町へ。サダハル・アオキへ誕生祝い用のケーキを買いに行く。自分の誕生日のケーキを自分で買うのはちょっとだけ悲しいが、自分で選べるのは嬉しいし、この店に行くのは好きだからいいや。この日に買ったケーキの詳細はお茶Blogの方に書いた。

▼夕食前に廉から紙を渡された。今日のプログラムらしい。

1.リビングでさつえい
2.プレゼントわたし
3.ごはん
4.デザート・ピアノ
5.れんくん うた

リビングには、簡単な飾り付けがしてあって、三脚が用意されてて、家族で写真撮影。それも廉が撮る。指示がうるさいぞ。プレゼントは、廉が作ったという「iPod Shuffleを置いておくためのスタンド」と、「iPod Shuffleと動物達をモチーフにした絵本」「iPod Shuffleの製作秘話みたいなマンガ」「おめでとうが書かれた巻物」「廉が作曲したというピアノ曲2曲分の楽譜」。と書くと豪華だが、これだけのものを、短時間で作ったのがバレバレの何ともテキトーなモノたち。ちゃんと製本してるのはエライか。マンガのコマ割りのリズムが可笑しくて結構笑った。夕食はすき焼き。夏だけど食いたかったのよ。ちゃんと焼きそばで締めて、机の上を片づけてケーキの用意。その間も廉はキーボードを弾いてBGMを務めてくれた。サダハル・アオキのケーキの準備ができたら、廉のキーボードでの「ハッピー・バースデイ」の演奏。ちょうどヤマハで伴奏付けの練習のための課題曲になってたんで、得意になって弾く廉。音色を変えて、それに合わせて左手のパターンや全体のリズムを変えて、何度も弾いてくれた。左手のバリエーションは面白かった。もう少し丁寧に弾けるようになるともっと上手になるんだけどとか思う自分が情けない。素直に喜んで聴けよとか思う。で、本当に美味い、今、東京で一番美味いケーキではないかと思われるサダハル・アオキのケーキを三人でシェアしながら食って、iPod+Ezison2 with AMPに合わせて歌う廉の声を聴きながら、誕生日の家族パーティーは終了。ケーキが美味くて幸せだった。

お茶Blog用の記事をせっせと書いたけど、ココログがエラーでアップ出来ねえ。せっかく、記事4本、文字数にして何と8000文字(自分でビックリ)も書いたのになあ。こっちの日記も二日分書いた(こっちは2500文字くらい)。「anego」の最終回も見たけど、何か最後までヘンなドラマだったなあ。シナリオがヘン?