海風號の茶杯とsuonoさんとの飲み会

海風號でロコモーションの石川さんと打ち合わせ。お茶の本はちょっと延期になって、先に麻布薬罐組合の本をやることになるらしい。これは設楽さんと渡邊かをるさんを上置きにして、中の構成を設楽さん、アートディレクションを渡邊さん、ライティングが俺というスタイルで行くことになりそう。さらに「男のスイーツ」みたいな本をやることになるかも知れない。そのあたりの打ち合せ。

▼打ち合せ終了後は、設楽さんの上海〜宜興〜景徳鎮の旅の仕入れ品を見せてもらったり、撮影したり。今回、色々あり過ぎて写真撮るのも大変。とりあえず、良いものだけピックアップして撮影。後は夏の大茶会用ということにする。ここでの詳細は、お茶ブログの方で書いたので、興味ある方はそちらを

▼で、他にもパンダの茶壺の偽物(これが笑う)とか、景徳鎮の清時代の官窯で作られた試作品の茶杯とか見せてもらう。その試作品の茶杯がとても好きで、すげー、すきー、かっこいいー、とかバカみたいに叫んでいたら、誕生日祝い&お土産に持っていっていいよ、と設楽さんが言ってくれた。本当にいいのか、と思いつつ、嬉しくて舞い上がって、ありがたくいただく。嬉し過ぎる。

▼海風號から表参道へ。バード電子の斉藤さん、suonoの加藤夫妻&suonoスタッフ兼Lottalicaの小笠原さんと待ち合わせて、cube-zenで食事&飲み会。店は無国籍入った和食風ダイニングカフェ。子供の屋根裏の隠れ部屋みたいな席で、無闇に盛り上がる。suonoの方々とは初対面ながら、こちらはsuono製ケースとか愛用させてもらってるし、向こうもAllAboutの文章などで知ってはいるということもあって、スムーズに色々喋る。途中、suonoスタッフの鶴見さんも合流。斉藤さんと俺が揃ってるので、新製品企画みたいなのも出る出る。ブックカバーをsuonoさんで作ってもらう話とか、まくらスピーカー製作秘話とか、色々。その後、外苑の方の店に河岸を変えて、さらに盛り上がったのは、80年代サブカルシーン&古いロックの話。8ビートギャグと劇団健康とスネークマンショー&ピテカンと、80年代東京ライブハウス事情とライブハウスの現状などなど。ひたすら盛り上がり、気がつくと12時を回っていて、新宿に着いたら丸ノ内線は終わっていたので歩いて帰る。夜の西新宿に10CCの音は良く似あう。

▼帰宅後、かなりフラフラな状態で、明日の打ち合わせようにネタ作りとか、AllAboutの記事の準備とか。しかし、「タイガー&ドラゴン」の最終回見たら、泣いちゃって泣いちゃって、後は何も手に付かず。二回続けて見直して(二回目は「品川心中」から通して見た)、志ん生の「子別れ」聴いて。しかし、鶴瓶師匠と西田敏行の仲直りシーンは、もう泣けて泣けて。最後も泣けて、しかも、それが全部、嬉しくて泣けるのだ。やっぱ、テレビは嬉しくて泣けるのが一番。とても下らなくて、だから嬉しくて。良いドラマであったと思う。既にDVDボックスは先週の時点で予約してある。個人的なテレビドラマ史の中でも確実にベスト5には入ると思う。そのベスト5って、例えば、「ママはアイドル」「キツイ奴ら」「金太十番勝負」「タイガー&ドラゴン」「僕らの勇気〜未満都市」という感じか。とりあえず、思いついた順に上げただけだが。