連ドラと「花の下にて春死なむ」

▼寝た。起きたら3時だった。昨日は8時過ぎには寝たから、7時間は寝たことになる。随分久ぶりに、たっぷり寝たなあと思う。というか、多分、もう年齢的に睡眠時間が短い生活にはあまり耐えられないのだと思う。起きて少ししたら廉が学校から帰ってきた。そのくらい寝ていた。で、廉と二人、スゴ録で録っていたテレビ番組を消化していく。

▼テレビと言えば、新しいドラマは、この間書いたのの後では、「ドラゴン桜」「おとなの夏休み」「がんばっていきまっしょい」「電車男」「海猿」を見た。残りは深田恭子の「幸せになりたい」くらいか。「電車男」と「がんばっていきまっしょい」は、ちゃんと作ってあって、楽しく見てられる。電車男チビノリダーは本当に健闘。「がんばっていきまっしょい」は、まあ、こういうの好きだから俺は見るけど、世間はどう?鈴木杏について行ける? 「ドラゴン桜」は、何故か「女王の教室」とドラマ内のテーゼが同じ。うーむ。阿部ちゃんは、もう少しバカの方が面白いのだけど。「海猿」は俺は全然ダメ。伊藤英明君は好きなんだけど、これはちょっと。「おとなの夏休み」は、寺島しのぶのデカイ顔が何か凄くて、つい見てしまうが、どうなんだろう。様子見か。ということで、このクールで見るのは、月曜日「スローダンス」、火曜日「がんばっていきまっしょい」、水曜日「おとなの夏休み」、木曜日「電車男」、金曜日「ドラゴン桜」、土曜日「女王の教室」、日曜日「いちばん暗いのは夜明け前」という感じか。この中で最後まで付き合うのは何本だろう。全体に低調ではあるか。

北森鴻「花の下にて春死なむ」講談社文庫、533円)を読む。蓮杖那智シリーズや冬狐堂シリーズに出てくる、三軒茶屋にあるビアバー「香菜里屋」を舞台に、マスターの工藤が、客が持ち込む謎を解いていく、というスタイルの連作短編集。ただ、やはりミステリ的には弱く、どちらかというと中間小説的なエンターテインメント。しかも、バーを舞台にしたせいか「大人」なムードを出そうとしすぎて、物語としてのダイナミズムは削られている。何か、古谷三敏とかを思わせる、蘊蓄小説的でもある。なので、俺としては、これまで読んだ北森鴻の作品の中では最もつまらなかった。作品の出来以前に、俺には合わなかったと思う。特に、メインの登場人物でもある女性ライターの飯島七緒のキャラが、とてもイヤで、彼女が登場する最初と最後の話は、読むのが辛かったほど。まあ、ほんと、合う合わないの問題なのだけど。

花の下にて春死なむ
北森 鴻
講談社 (2001.12)
通常2??3日以内に発送します。

▼後は、ほぼ一日中、この日記の溜まってた分を書いていた。他の時間も、お茶ブログも少し書いたり、展覧会の概要を作ったり、ASAHIパソコンの原稿の修正をしたり、iPod本用の調べモノをしたり、本読んだり。